スケジュール

2021年3月9日(火)19日(金)  午後2時~2時30分 北広島駅西口前 (3月)

「9条改憲NO! 改憲発議に反対する全国緊急署名」署名宣伝活動

 菅政権発足に伴い2020年10月7日に改訂された『9条改憲NO! 改憲発議に反対する全国緊急署名』の署名宣伝活動を行います。
 署名の呼びかけの詳細については、このページの最後をご覧ください。

 2017年7月に国連で採択された核兵器禁止条約の批准国が50カ国を超え、1月22日に発効しました。しかし、日本政府はこの条約に背を向けています。日本政府に核兵器禁止条約の署名と批准を求める運動を大きく広げることは、被爆者の意思に応える日本国民の責任です。
 北広島九条の会は、原水爆禁止北広島協議会(北広島原水協)が行う「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」の署名宣伝に協力しています。
 2月9日・19日 午後1時30分~50分 北広島駅西口前

連絡先:梁川(☎375-9600)

3月例会のお知らせ   3月6日(土)午後2時  団地住民センター

                            資料代 200円(高校生以下無料)
                            マスクの着用をお願いします。 

<お話>  武井 弥生 (たけい やよい)さん

<演題>  「アフリカ、平和そして日本」

武井さんは、市内在住の医師です。長い間アフリカで現地の医療に関わってきました。その体験から見えてきたものなどを語っていただきます。

2021年3月21日(日) 午前10時~ 広葉交流センター(いこ~よ) 参加費100円

「まなび座」、気軽にご参加ください。

2月は7名のみなさまにご参加いただきました。 詳細は下記をご覧ください。

読み合わせ音読は、脳の活性化や滑舌改善にもつながります。
初めての方も、気軽にご参加ください。
ご参加にあたってはマスク着用をお願いします。

テキスト:斎藤 幸平「人新世の『資本論』」(集英社新書)

<テキスト紹介>
著者 斎藤 幸平
集英社新書  375ページ
発売日 2020年9月17日
定価 本体1020円+税

 新書には時に、しっかりと学び議論した方がよい本が現れます。物事の見方に新しい光を当て、読者の世界の見え方を一変させてしまうような本です。この本は「新書大賞2021」(下記の「まなび座」メモ参照)を受賞しました。
 「まなび座」はこれまで2カ月に1回様々なテキストを読み合わせしながら参加者みんなで意見交換してきましたが、このテキストを学び深めていくため、当面毎月1回「まなび座」を開くことにしました。
 著者は、カール・マルクスを現代にアップデートさせた研究で注目を集める34歳の若き経済思想家斎藤幸平さんです。
 斎藤さんは、1月のEテレ「100分 de名著」でカール・マルクス『資本論』の解説を担当しました。

連絡先:梁川(☎375-9600)

          1月・2月の「まなび座」の様子は 👇

1月17日の「まなび座」では、「はじめに」と「第1章」を読み合わせしながら、意見交換しました。

 「人新世(ひとしんせい)」(Anthropocene)という言葉を時々目にするようになりました。人類の経済活動が地球に与えた影響があまりに大きくなっており、地球は新たな地質年代に突入したと考えられることから、ノーベル化学賞受賞者のパウル・クルッツェンが名付けたものです。「人新世」の意味について著者は、「はじめに」で「人間たちの活動の痕跡が、地球の表面を覆いつくした年代」と書いています。
 
 著者は、「より良い未来を選択するためには、市民の一人ひとりが当事者として立ち上がり、声をあげ、行動しなければならないのだ。そうはいっても、ただ闇雲に声を上げるだけでは貴重な時間を浪費してしまう。正しい方向を目指すのが肝腎となる。この正しい方向を突き止めるためには、気候危機の原因にまでさかのぼる必要がある。その原因の鍵を握るのが、資本主義にほかならない。なぜなら二酸化炭素の排出量が大きく増え始めたのは、産業革命以降、つまり資本主義が本格的に始動して以来のことだからだ。そして、その直後に、資本について考え抜いた思想家がいた。そう、カール・マルクスである。」と書いています。

 著者は、「はじめに」で、「SDGsはまさに現代版『大衆のアヘン』である。」と指摘し、その意味について「アヘンに逃げ込むことなく、直視しなければならない現実は、私たち人間が地球のあり方を取り返しのつかないほど大きく変えてしまっているということだ。」と書いています。(1月メモ①、参照)
 
 この本には、「ポイント・オブ・ノーリターン」という言葉も繰り返し使われています。「以前の状態に戻れなくなる地点」は、もうすぐこそに迫っているという著者の気迫が迫ってきます。

 産業革命以降の約200年間に、人類は森林破壊や資源採掘などで地球環境に深刻な影響を与えました。いまやコンクリートや廃棄物で地表は覆いつくされ、海洋にはマイクロ・プラスチックが大量に浮遊しています。(1月メモ②、参照)
 これらの人工物の中でも飛躍的に増大しているのが、温室効果をもたらす大気中の二酸化炭素です。産業革命以前には280ppmだった大気中の二酸化炭素濃度は、2016年には400ppmを超えました。これは400万年ぶりのことだということです。400万年前の「鮮新世」の平均気温は現在よりも2~3℃高く、南極やグリーンランドの氷床は融解しており、海面は6~20mも高かったといいます。

 現代が気候変動の時代だということに異論を述べる人は多くないでしょう。危機の原因の鍵を握るのが人類の経済活動、資本主義にほかならないと著者は考えます。地球は有限です。資本主義は無限の価値増殖を目指す運動ですが、この運動を止めないのであれば(つまり気候危機に何の手も打たないのであれば)、人類はもう二度と元の状態に戻れない地点、ポイント・オブ・ノーリターンを超えてしまうかもしれません。

 資本主義を深く分析したマルクスは、環境危機を予言していました。マルクスの『資本論』の中で使われている有名な言葉「大洪水よ、わが亡き後に来たれ!」は、資本の論理を表す有名な言葉の一つです。(1月メモ③、参照)
 著者は「大洪水」は私たちの「すぐそば」にまで迫ってきていると言います。そして、資本主義システムが崩壊し、混沌(こんとん)とした状態になるのか、別の安定した社会システムに置き換えられるのか。その資本主義の終焉に向けた「分岐」が、いまや始まっているのであると述べます。

2月21日の「まなび座」では、「第2章」を読み合わせしながら、意見交換しました。

 「第2章」では、欧米を中心にで「希望」と目されている「緑の経済成長(グリーン・ニューディール)」について批判的に検討されています。

 近年気候変動危機の解決と経済成長の両立を謳う「緑の経済成長(グリーン・ニューディール)」が注目を集めていますが、経済成長をベースにした瞬間に資本の論理に容易に取り込まれて「経済成長の罠」「生産性の罠」に陥り、資源消費量は増大していきます。市場の力では気候変動は止められないということが明らかになっています。
 しかも、世界の富裕層上位10%が二酸化炭素の半分を排出すること。環境を守るために、発展途上国の環境が破壊されていること。例えばリチウム電池に必要なコバルトは児童労働が蔓延したコンゴで採掘されていること。また、太陽光パネルや風力発電の設備の為に環境が破壊されることなどの事実を著者は示します。
 また、資源消費量を減らすための様々な技術が研究・開発されていますが、技術楽観論では気候変動危機は解決できないことも詳述します。
 こういう状況の中で、著者は「グリーン・ニューディールを提唱する人々には本当に気候変動を止める気があるのかさえも、疑問に思えてくる」と言います。
 人間は自然を支配しようとした結果、地球環境を取り返しのつかないような形で大きく変えてしまっている。そんな中、「緑の経済成長」を追求して本当に良いのだろうかと問いかけ、「緑の経済成長」という現実逃避をやめて「脱成長」に向かうことを一つの選択肢として、次章から検討していきます。

次回は、「第3章」を中心に学びます。
次回からの参加、単発参加も大歓迎です。


<「まなび座」メモ>

(「新書大賞」とは)
中央公論新社WEBより

中央公論新社が主催する「新書大賞」は、1年間に刊行されたすべての新書から、その年「最高の一冊」を選ぶ賞です。
 「新書大賞2021」では、2019年12月~2020年11月に刊行された1300点以上の新書を対象に、有識者、書店員、各社新書編集部、新聞記者など新書に造詣の深い方々112人に投票していただいた結果、斎藤幸平著『人新世の「資本論」』(集英社新書)が 大賞に輝きました。
 下記のように、無料オンライン講演会が行われますので、ご案内します。

     「新書大賞2021」受賞 斎藤幸平先生 記念講演会

共催:紀伊国屋書店
主催:中央公論新社
⦁ 【日時】
2021年3月9日(火)19:00~20:00
⦁ 【会場】
「Zoom」を使ったオンライン開催(運営は紀伊國屋書店新宿本店)となります。
⦁ 【参加方法】
本イベントは紀伊国屋書店新宿本店運営の無料イベントです。
下記の紀伊国屋書店HPサイトにアクセスし、Zoomウェビナー登録をしてください。
詳細はこちら
https://store.kinokuniya.co.jp/event/1613015266/


(1月メモ①)
 「まなび座」での意見交換では、「SDGsはアヘン」というのは言い過ぎではないか、SDGsに取り組んでいる人からも批判的な意見があるという発言がありました。おそらくこの言葉は、資本主義というシステムそのものを問題にしていかなければ、地球環境は維持できないという斎藤さんの強いメッセージを表現したものなのでしょう。

(1月メモ②)
 「まなび座」での討議でも、私たちのまわりにプラスティックがあふれかえっていることが口々に語られました。昨年ネイチャーで発表された論文によると「人類がこれまで生産した人工物の総質量が、自然が作り出した地球上生物の総質量を初めて超えたことが分かった。人間がこれまでに作り出したコンクリートやプラスチックなどの総量は1兆トンを上回り、このような傾向が続けば、20年後の2040年は、人工物の総質量が現在の約3倍の3兆トンを超えるものと研究チームは試算した。」とのことです。

(1月メモ③)
 カール・マルクスは『資本論』第1部「資本の生産過程」第3篇「絶対的剰余価値の生産」第8章「労働日」において、この言葉に言及して、「“大洪水よ、わが亡きあとに来たれ!”これがすべての資本家およびすべての資本家国民のスローガンである。それゆえ、資本は、社会によって強制されるのでなければ、労働者の健康と寿命にたいし、なんらの顧慮も払わない。」と述べています。

(2月メモ)
「まなび座」の意見交換では、レジ袋の削減や再生可能エネルギーや電気自動車を普及させるだけでは、自然環境からの掠奪をストップすることができず、環境危機から抜け出せないのではないか。そして、自分自身を含めて多くの人びとはそのことに薄々は気づいているのではないか。
うすうす気づいているが、ではどうしていったらいいのかということについて明確な方向性が見えないまま今日を迎えているのではないかということが語られました。

(ネット情報)
ネット上でも、斎藤さんの発言を多数見ることができます。
関心のある方はご覧ください。

<YouTube>

ポストコロナ時代の新しい社会の在り方 ~グリーン経済の実現に向けて~
2020/10/26 19分

斎藤幸平さん『大洪水の前に: マルクスと惑星の物質代謝』を語る。 
2020/11/06 47分

【青木理✖斎藤幸平】著書がベストセラーに。斎藤幸平と資本主義の限界について、語る! 
2020/12/16 36分(一部、音声が途絶えています。)

資本主義の矛盾と課題とは? 後藤正文×経済思想家・斎藤幸平が語る
2021/01/10 30分

<インタビュー記事>

HARBOR BUSINESS Online
グローバル資本主義が招く災厄と、行き着く4つの未来像。〈コモン〉を重視する社会への転換を
2020/09/26

東洋経済オンライン
「SDGsで危機は脱せない」"緑の資本主義"の欠陥 失敗したらやり直せない地点に近づいている  
2020/12/24

AERA dot.
斎藤幸平「私たちはコロナ後、元の生活に戻ってはならない」 ”人新世”とは何か?
2021/01/03
内田樹×斎藤幸平「『人新世』の人類滅亡危機にマルクス経済学が必要になる理由」
2021/01/03

J-WAVE NEWS
資本主義が限界に近づく社会で、「豊かさ」「幸福」とは何だろう
2021/01/21

週プレNEWS(exciteニュース)
<コモン>の解体で僕らを苦しめる「資本主義」から降りる方法とは?【対談】斎藤幸平×いとうせいこう<前編>
2021/01/28
<コモン>の解体で僕らを苦しめる「資本主義」から降りる方法とは?【対談】斎藤幸平×いとうせいこう<後編>
2021/01/29

Forbes JAPAN
「脱成長コミュニズム」社会へ、危機の瞬間のチャンス到来
2021/01/30

HUFFPOST
グレタ トゥーンベリさん世代に向けて 「人新世の『資本論』」 を書いた。斎藤幸平さんが伝えたかったこと
2021/01/28
斎藤幸平は資本主義が嫌いなのか ?「それしか選択肢がないと思わせるところが怖い」
2021/02/02

<Twitter>

斎藤幸平

(出版社からの著書情報)

環境危機の犯人・資本主義にどう終止符を打つのか。人類を救う潤沢な脱成長経済とは何か。「人新世」=気候変動時代の処方箋!

人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす。

【おもな内容】
はじめに――SDGsは「大衆のアヘン」である!
第1章:気候変動と帝国的生活様式
気候変動が文明を危機に/フロンティアの消滅―市場と環境の二重の限界にぶつかる資本主義
第2章:気候ケインズ主義の限界
二酸化炭素排出と経済成長は切り離せない
第3章:資本主義システムでの脱成長を撃つ
なぜ資本主義では脱成長は不可能なのか
第4章:「人新世」のマルクス
地球を〈コモン〉として管理する/〈コモン〉を再建するためのコミュニズム/新解釈! 進歩史観を捨てた晩年のマルクス
第5章:加速主義という現実逃避
生産力至上主義が生んだ幻想/資本の「包摂」によって無力になる私たち
第6章:欠乏の資本主義、潤沢なコミュニズム
貧しさの原因は資本主義
第7章:脱成長コミュニズムが世界を救う
コロナ禍も「人新世」の産物/脱成長コミュニズムとは何か
第8章 気候正義という「梃子」
グローバル・サウスから世界へ
おわりに――歴史を終わらせないために

(詳細再掲)3月9日(火)19日(金)  午後2時~2時30分 北広島駅西口前

「9条改憲NO! 改憲発議に反対する全国緊急署名」署名宣伝活動

<声をあげ続け、とうとう安倍首相辞任!>   

 7年8ヶ月にも及ぶ安倍晋三内閣が総辞職しました。安倍首相と安倍政権は2014年に憲法解釈を強引に変更し、集団的自衛権の行使を認める閣議決定を行い、2015年に安保法=戦争法を成立させました。2017年には「憲法にしっかりと自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打とう」と訴えて任期中の改憲に強い執念を示しました。昨年6月20日には「自民党総裁としての任期は1年3か月あるので、なんとか任期中に国民投票まで行きたい」と述べ、国会の憲法審査会での対応をめぐって、「民主主義は、全員のコンセンサスが取れればいいが、それは無理だ。そのときには、多数決で決めていくということだと思う」と述べ、国民世論の同意がなくとも、数に任せて強行採決したいという姿勢を隠しませんでした。
 しかし、昨年8月24日に歴代最長政権を記録したばかりの安倍首相は8月28日辞意を表明しました。執念を燃やし続けた改憲はついに実現できなかったのです。安倍首相は「残念ながらまだ国民的な世論が十分に盛り上がらなかったのが事実であり、それなしには進めることはできないのだろうと改めて痛感をしている」と記者の質問に答えました。

<署名・運動、世論で安倍9条改憲を阻止した!>

 九条の会も参加した「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」による「3000万人署名」や「発議阻止の緊急署名」の運動をはじめとする全国の市民の粘り強い行動が強い後押しとなり、それに励まされた立憲野党の頑張りが、安倍首相の念願である明文改憲の策動を押しとどめ、「2020年末までに」「自分の任期中に」という首相の公約を挫折に追い込んだことは間違いありません。市民の運動と世論が安倍首相の野望を封じ込め、安倍首相を追い詰め、辞任に追い込んだのです。

<安倍なき安倍改憲を許すな!>

 誕生した菅政権は、「安倍政権の政治の継承」を掲げ「憲法改正にしっかりと取り組む」と安倍改憲の完遂を公約に掲げています。菅首相をはじめとして新閣僚21人中実に18人が日本会議国会議員懇談会等の改憲右派団体のメンバーであることはその決意の強さを裏づけています。
 さらに、菅政権は、明文改憲の前段として、9条の実質的破壊を推し進める「敵基地攻撃能力」の保持をまず強行しようとしています。安倍首相は、退陣直前の9月11日に異例の「談話」を発表して次期政権に、その実行を迫りました。それに呼応して、安倍首相の実弟である岸信夫新防衛大臣は就任直後の記者会見で、敵基地攻撃能力を含むミサイル防衛について「今年末までにあるべき方策を示し、速やかに実行に移す」と明言しました。これは、自衛隊が米軍とともに海外で戦争する軍隊になることをめざすものであり、9条を破壊する許すことのできない暴挙にほかなりません。
 安倍政権を終わらせたことで改憲の企てに大きな打撃を与え、改憲問題は新たな局面に入りました。むろん自民党・改憲勢力はあきらめていません。改めて改憲4項目を掲げ、改憲に拍車をかけようとしています。安倍改憲の強行を阻んだ市民の力に確信を持って、改憲発議阻止の緊急署名に、改めて取り組みましょう。敵基地攻撃力保持という9条の破壊を許さない、という声を挙げましょう。
 私たちは、「安保法」廃止・改憲発議阻止の運動を継続するとともに、安部政治の根を断ち憲法に基づく政治の実現をめざしていきます。北広島九条の会は菅政権発足に伴い2020年10月7日に改訂された『9条改憲NO! 改憲発議に反対する全国緊急署名』を広げていきます。

(この記事は、「九条の会」2020年9月23日声明「安倍政権の終わりと改憲問題の新たな局面を迎えて」を一部引用しています。)