当会では、毎年8月、不戦の誓いを新たにすべく、市内に点在する戦争遺跡を訪ねるバスツアーを実施しています。
いくつかある戦争遺跡の内、主なものをご紹介します。
なお、戦争遺跡案内のフルテキストは、こちらにございますので、ご覧ください。
〇 陸軍特別大演習と聖蹟記念碑
1936年(昭和11年)10月、昭和天皇が指揮して島松演習場を含む石狩平野を舞台に行われた大規模な演習を記念して、1938年(昭和13年)に建立された聖蹟記念碑です。]
〇 旧島松駅逓所付近にある防空壕
旧島松駅逓所付近の道路沿いにある斜面の下部に、近くに住む家族が防空壕としても利用した施設が複数残っています。左右側面には島松軟石が積まれ、天井は木材で補強され、しっかりした構造になっています。奥行きは約3~20メートルで、空気孔用の煙突を備えたものもあります。
〇 広島神社の忠霊塔
この碑は、敗戦後の昭和33年に広島村忠霊塔建立期成会によって建てられたものです。天皇のため戦ったことを意味する「忠」という言葉が使われており、また、戦争の表記にも問題があります。碑には、131名の戦死者の名前が刻まれています。
〇 開拓記念公園の「被爆石」
平成8年の北広島市誕生を記念して、広島市少年野球協議会と広島市原爆被爆者協議会佐伯支部から送られた「被爆石」が4つ置かれています。その一つには、「1945-8・6-8:15」と刻まれ、原爆投下による想像を絶する熱線・爆風・放射線が人間と建物を襲いました。